手足のしびれ


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肩こりとともに腕にしびれを感じることがある
デスクワークや細かい手作業を続けていると、手のひらに段々と違和感が出てくる
朝起きたときに手がこわばる
腰痛とともに、スネのあたりにしびれを感じる
少し歩くとだんだん足がしびれてくる
手先に力が入らなくてよく物を落としてしまう
洗濯物を干したりするときなど、長時間腕を上に上げていると段々と腕が痺れてきたり、痛くなってくる
お尻の痛みや大腿部から下肢にかけての痺れや痛み -
手足のしびれにおける当院の考え
肩こりや腰痛がある人、手を酷使するような作業を続ける人に多いのが、筋肉の緊張によるしびれです。
筋肉を使いすぎたり、こり固まって緊張した状態が続くと、その周囲にある血管や神経が筋肉によって圧迫されてしびれを引き起こす場合があります。骨の変形や骨格のゆがみ
肘を硬いところにぶつけると、手のひらや指先がジーンとしびれて痛みが走ります。
このしびれは肘の皮膚に近い場所を通る神経に、直接ダメージが加わることで発生します。
少し安静にすると落ち着いてきますが、万が一骨が変形(または骨折)してしまうほどの衝撃を受けた場合は、その骨に神経が触れて長期間しびれや痛みが走ることがあるのです。また、骨格や背骨のゆがみがしびれを引き起こす場合もあります。
背骨をわかりやすく例えると1つ1つドーナツのような形状をしていて、首から腰のあたりまでいくつも積み重なってできています。
連なったドーナツの空洞部分には神経が通っているため、猫背などの不良姿勢で背骨がゆがんでしまうと、神経が傷つき痛みや違和感などの症状が表れてしまうのです。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
手足のしびれ」は不快な感覚ではありますが、痛みほど日常生活に支障がないために、放置されることも少なくありません。でも「しびれ」を甘くみてはいけません。「しびれ」というサインで体の異常を訴えているのかもしれないからです。
病気の前ぶれとして起こる「しびれ」は放っておくことはできません。例えば足の「しびれ」が、「片側だけに」「急に起こって数分で消える」「靴下を履いているような感覚」がある場合は、早めに受診をしましょう。
足の「しびれ」の原因もいろいろ考えられます。例えば脳梗塞(のうこうそく)や脳腫瘍でも「しびれ」が出ることがありますし、背骨に変形があるときや手足の先にいく神経がいたんでもしびれます。どこが悪いかがわかれば、原因や治療法もわかりやすくなります。
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手足のしびれの軽減方法
手足のしびれの原因にもよるのですが、筋肉や骨格の歪みや不良姿勢によるしびれの場合は、筋肉をマッサージやストレッチ、温熱療法やツボ押し療法で緩める、骨格を調整して正しい姿勢に戻す、筋肉を鍛えて正しい姿勢を維持できるようにする事などが効果的です。
また、ホルモンバランスや内蔵の不調や病気などが原因の場合は東洋医学に基づいた鍼灸治療で全身のツボや気の流れを調整したり、内蔵やホルモンバランスを調整したりすることも効果的です。
また、不摂生な食事や睡眠不足なども良くないので、生活習慣の見直しも必要になる場合がございます。
半身麻痺やろれつが廻らないなどの症状の場合は脳の障害の可能性があるので、お早めに脳外科などの専門病院を受診して下さい。
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お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
EMSで筋力強化
姿勢の悪化などがしびれの原因の場合、正しい姿勢を保つために必要な筋力を高めるために、インナーマッスルを鍛えるEMS(電気で筋肉を鍛える機械)治療なども効果的です。骨格姿勢矯正
骨格のゆがみや姿勢などが原因の場合は、まず周囲の筋肉を指圧やマッサージなどでほぐしてから、骨の位置や猫背などの姿勢を矯正していきます。
歪んだ姿勢のせいで骨格が神経を圧迫していた場合は正しい姿勢に矯正してあげる事で、痺れや痛み、感覚異常や力の不均衡などの症状を改善させる効果が期待できます。ストレッチや鍼灸での筋柔軟性アップ
頑固な筋肉の硬さから来ているしびれの場合は、鍼灸治療や筋膜を伸ばすストレッチで筋肉の柔軟性を高めてあげる事も効果的です -
軽減するために必要な施術頻度は?
しっかりと改善するためには、まずは症状の強いうちは週に2回から3回ほど来れると段階的な改善の効果が期待できます。
症状が落ち着いてきたら、週に一回のメンテナンスで痛みや症状がぶり返さないようにするとより効果的です。